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テーマ1:自然の不思議
<テーマの設定理由>
子どもたちは日常の園生活や外遊びの中で、風の心地よさ、空の色、植物の成長など、多様な自然現象に触れ、豊かな感性を育んでいます。本園では、こうした子どもたちが抱く「なぜ?」「どうして?」という知的好奇心を、科学的な探究の芽生えとして大切にするため
<活動スケジュール>
第1回:5月19日(年長組)・5月30日(年中組)
第2回:6月26日(年長組)・6月13日(年中組)
第3回:7月14日(年長組)・7月11日(年中組)
第4回:9月27日(年長組)・9月5日(年中組)
第5回:11月17日(年長組)・11月14日(年中組)
<探究活動の実践>
・活動のために準備した素材や道具、環境の設定
実体験とICTを融合させ、子どもの「なぜ?」を深める環境を整えました。風を感じるドライヤーや風船、雲を作るエタノール、宇宙の広がりを表現する墨汁やラメなど、五感を刺激する実験素材を準備。あわせて、発見を即座に可視化できるよう、プログラミングソフト「Viscuit」を導入したタブレットを一人一台配置しました。計画段階では、担任が汲み取った子どもの日常の疑問を専門講師と共有し、実験と絵本の読み聞かせを組み合わせることで、探究心が持続するよう配慮しました。
・活動中の子供の姿・声、子供同士や教諭との関わり
実験中、浮き上がる風船に歓声を上げたり、墨汁に広がるラメを「星の誕生」と例えたりするなど、現象を鋭く観察し、自分なりの言葉で解釈する姿が見られました。その驚きを糧に、Viscuitで「満ち欠けする月」や「雨降る雲」を描き、アニメーションで動かすことで目に見えない仕組みへの理解を深めていました。教諭は「どうしてかな?」と問いかけを重ねることで、子ども同士の試行錯誤や協力を促し、個々の発見を丁寧に記録しながら主体的な学びを支えました。
<振り返り>
活動を通じて、子どもたちは大人が予想もしなかった独自の視点で現象を捉えていることに改めて気づかされました。単に「知識」を教えるのではなく、子どもたちが「なぜ?」と立ち止まった瞬間に適切な素材や問いかけを提示することで、探究心が爆発的に広がることを実感しました。 また、実験というアナログな体験と、Viscuitというデジタルな表現を往復することで、友達の作品から新たな着想を得たりと、一人ひとりの個性がより多面的に表れるようになりました。この気づきをもとに、今後はICTを単なるツールとしてだけでなく、子どもたちの多様な思考を可視化し、対話を生み出すための重要な環境の一部として活用していく重要性を再認識しました。


テーマ2:季節や文化を感じよう
<テーマの設定理由>
子どもたちが日本の伝統文化(お正月)や季節特有の自然現象(雪・桜)に親しみ、その背景にある仕組みや不思議に気づく。
実体験を通じた驚きや科学的な発見を、ICT(Viscuit)を用いて自分なりに再構成し発信するプロセスを通じて、豊かな感性と論理的な思考力を育みます。
<活動スケジュール>
第1回:1月19日(年長組)・1月30日(年中組)
第2回:2月9日(年長組)・2月27日(年中組)
第3回:3月9日(年長組)・3月16日(年中組)
<探究活動の実践>
・活動のために準備した素材や道具、環境の設定
季節や文化を多角的に捉えられるよう、多様な実物素材を準備しました。お正月の活動では様々な素材の駒、雪の活動では鏡やライト、桜の活動ではアントシアニンを含む色水実験セットを配置。これらと並行し、発見を即座に動かして表現できるよう、プログラミングソフト「Viscuit」を導入したタブレット端末を一人一台用意しました。担任は事前に季節の行事に関連する絵本の読み聞かせを行い、子どもたちの関心が自然と実験や制作に向くよう環境を整えました。
・活動中の子供の姿・声、子供同士や教諭との関わり
駒が回る様子を見て「色が混ざって見える!」と驚いたり、鏡の反射実験で「雪が白く見える理由がわかった!」と声を弾ませたりするなど、現象を鋭く観察する姿が見られました。Viscuitでは、自分の手で「回転する駒」や「色が変化する桜」をプログラムし、構造的な理解を楽しんでいました。教諭は「次はどうなるかな?」と問いかけを重ねることで、子ども同士が「もっとこうしてみよう」とアイデアを出し合う協同的な試行錯誤を促し、個々の発見を丁寧に記録しました。
<振り返り>
伝統的な題材に科学的視点とICTを掛け合わせることで、子どもたちの観察眼がより細やかになり、表現の幅が飛躍的に広がったことに気づきました。アナログな実験で得た感動を、デジタル上で自分の手で再現・構築するプロセスは、目に見えない仕組みを理解するだけでなく、文化や自然をより身近に、自分事として感じるための重要な手段になると確信しました。









